2019/12/03
文科省・国立教育政策研究所は12月3日、OECDが進めているPISAと呼ばれる「国際的な学習到達度調査」(2018年)の結果を公表した。同研究所のホームページによれば、PISA調査では15歳(日本は高1生)を対象に「読解力」、「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」の3分野について、3年ごとに調査を実施している。
その結果、OECD(経済協力開発機構)主要37か国の中では、「数学的リテラシー」が平均得点527点で1位、「科学的リテラシー」529点で2位だったが、「読解力」が504点で11位だった。ちなみに、前回15年の「読解力」は516点であったが、今回は得点を12点も下げた。 順位を下げた「読解力」においては、「自分の考えを他者に伝わるように根拠を示して説明することに課題がある」とされた。その理由として、読書量の不足、スマホの過度な活用などが指摘された。
(参考:国立教育政策研究所 http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2018/01_point.pdf)