2016/11/12
金沢工業大と日本IBM(東京)は11月11日、同社の人工知能技術「コグニティブ・コンピューティング」を活用し、学生の成長をサポートする新たな教育システムを構築すると発表した。これを報じた北國新聞社(11/12)によれば、学生の個人データと、同大の蓄積データを照合し、各学生に合った学習スタイルを提案する。
同大は来春をめどに仮のシステムで試験をし、早期の運用を目指す。同大によると、コグニティブ・コンピューティングは、さまざまな大量の情報を瞬時に分析し、答えを導くシステムで、教育目的への応用は国内初とみられる。同大は、これまでも学生の学内、学外での学習内容をデータ化する取り組みを進めており、これらの情報を人工知能技術に利用するという。